国道283号線を走っていると、住宅街に溶け込んだ道の駅が見えてきました。
道の駅 釜石仙人峠(かまいしせんにんとうげ)
不思議な形の道の駅です。
建物の入り口に道の駅の文字はなく、探してみると休憩所の奥に名前がありました。
もしかして、できた当初はここが正面の入り口だったのかな?
世界遺産の看板がありました。現存最古の洋式高炉跡だそうです。
釜石仙人峠に来たときはもう夕方だったので、寄ることはできませんでした。
今度リベンジしてみたいものです。
売っているもの
海鮮のものが多かった印象があります。瓶詰めの海鮮丼の具も売っていました。
道の駅ルートステッカー
取り扱いはありませんでした。
道の駅ソフト
醤油ソフトをいただきました。
JAF会員は50円引きです。食券を買って受け渡しのところで会員証を提示すると50円返金されるシステムです。
香ばしいキャラメルの味がして美味しいです。クリーム系のソフトクリーム。コーンはワッフルです。
醤油ソフトに使われている醤油は、地元のお醤油である『藤勇醤油』を使っているそうです。
藤勇醤油を作っている藤勇醸造さんは明治35年創業の老舗のお店だそうです。
※店名をクリックすると藤勇醸造さんのホームページに飛びます
道の駅の裏手を流れる川を眺めながらいただきました。
仙人秘水コーヒー
仙人秘水とはこの辺りの天然水です。たくさんの鉱物という天然のフィルターを通して岩盤の裂け目から湧き出た非加熱処理のミネラルウォーターだそうです。
※仙人秘水の詳しい情報はこちらから
そんな珍しいお水で淹れたコーヒーが飲めます。
マイルドかダークか選べるので、今回はマイルドを選びました。
豆を挽くところから始まるので少し時間がかかります。ずっと見ていたらお店のお母さんが「美味しく淹れるから待っててね〜」と言ってくれました。
こういうほっこりした場面に出会えるのも道の駅のいいところです。
マイルドは苦味も酸味も少なくて飲みやすいです。あと口当たりがまろい。
醤油ソフトとの相性はバツグンでした。
釜石ラーメン
釜石市の有名なラーメンのようなんですが、道の駅に着いた時にはレストランが閉まっていました。残念です…
今度来る時は釜石ラーメンを食べたいです。
駐車場
駐車場の数はあんまりないけれども、方向転換するような空間が広いなぁという印象です。
バスが来るのかな?
それにしても、不思議な駐車場です。
頭から駐車するようにするタイプなのですが、そのおかげかなんとなくパーソナルスペースが保たれている感じがする。
道の駅の建物側の駐車場です。
住宅街なのであまり一泊には向かないような気もしますが…どうなんでしょうね。
道の駅スタンプから紐解く釜石仙人峠
道の駅釜石仙人峠のスタンプには名産、歴史、スポーツとたくさんの情報があります。
『アユ踊る清流と甲子柿の里』という文字の下にある山と橋と川。
波に浮いているラグビーボール。
なかなか不思議なスタンプです。
Since2015とあるように、道の駅釜石仙人峠は2015年にできた道の駅です。
釜石仙人峠のある場所は釜石市甲子(かっし)町。
アユ踊る清流とは
甲子町に流れる甲子川ではアユ釣を楽しむことができるそうです。『アユ踊る清流』とは甲子川のことですかね。
道の駅釜石仙人峠では、アユを振る舞うイベントも開催されるようです。
アユ釣り解禁日には全国から集まるというのだからとてもアユが美味しいんだろうなぁ。食べたいです。
ちなみに、道の駅の裏手に流れている川が甲子川。
とても綺麗な川ですよ。
甲子川も透明感がすごい。
甲子(かっし)柿とは
甲子柿とは煙で燻した柿のことだそうです。
柿の渋を燻して抜くという製法らしいですよ。そんな渋の抜き方あるんですね。初めて知りました。
消費期限が一週間程度ととても短かったため、この辺だけで食べられていた柿だそうです。
柿はゼリーのようにぷるぷるでとろとろだそうですよ。
くーー!!食べてみたかったよーー!!そんな幻みたいな柿!!
甲子柿についてはこちらのサイトから詳しい情報が確認できます。
山と橋と川の絵は何を表している?
遠野側から海側まで通るのに仙人峠は最短ルートだったようですが、仙人峠を越えることはとても険しかったようです。
長い間車での通行は全くできなかったのですが、昭和34年に仙人トンネルが開通し車で仙人峠を通行することが可能に。それでもループ線を含みながらも通るのが大変な道路だったそうです。※Wikipedia参照
その時に作られたのが『仙人大橋』。
仙人大橋は内陸と海側の土地を結ぶ大事な橋だったのですね。
このことからスタンプに記されている山は『仙人峠』のこと、橋は『仙人大橋』のことだと考えられます。
では、間に流れている川はなんでしょうか。
私はずっと川なのかと思っていたのですが、もしかしたら国道283号線なのではないかなと考えています。
仙人大橋を含む国道283号線がループ線と言われる形状の道路になっています。
もしかしたらこのスタンプは峠の下を通る国道283号線から見上げた仙人大橋を表しているのではないか。
ライフラインを整えること、貿易をするということに関して、道ができるというのは大きな進歩だと考えます。今でこそ仙人峠道路のおかげでスムーズに行き来できていますが、昔は内陸の遠野と海側の釜石をつなぐかなり大事な場所だったはずです。
少し情報が古いのですが、『のの字な道』というサイトで仙人大橋の様子を知ることができます。※サイト名をクリックするとページに飛びます
波に浮いているラグビーボールは何?
釜石はラグビーに力を入れていて、ラグビーが強いようです。
2001年に『シーウェイブス』という愛称でクラブチームとして活躍しています。
シーウェイブスは『力強く押し寄せる海の波』を意味しているとのこと。
波に浮いているラグビーボールはシーウェイブスのことを表しているようですね。
近くの道の駅
道の駅 遠野風の丘
車で大体30分ぐらい。
長い年月をかけて、繋いだ内陸側の世界を覗いてみませんか?
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ちょっと寄り道
仙人大橋の奥に『仙人砂防ダム』というダムがあります。
ここでは水位が低くなった時に岩手軽便鉄道跡を見ることができるようです。
『山さ行がねが』さんがレポートしてくれています。
仙人トンネルを抜けるまでのレポートもあって面白いので、興味のある方はぜひみて見てください。
※サイト名をクリックするとページに飛びます